MMAの暴れ馬

RIZIN・UFC・BellatorなどMMAのことを中心に書いてます

【RIZIN】榊原CEO、堀口恭司&朝倉海のUFC挑戦は「王者でも行きたいなら止めるべきじゃない」

 2024年の『RIZIN』第1弾となる『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(2月24日/SAGAアリーナ)の対戦カード発表会見が18日に都内で行われ、会見後の囲み取材で榊原信行CEOが「UFC挑戦」への意思を表明している、堀口恭司朝倉海について言及した。

 2人は昨年大みそかの『RIZIN.45』でともにタイトルマッチに出場。堀口は新設されたフライ級初代王座決定戦で神龍誠に2ラウンドで一本勝ち、海も前王者のフアン・アーチュレッタとのバンタム級王座戦に2ラウンドでTKO勝利し、ともに新王者となった。そして、試合後の会見で両者ともにUFCへ挑戦したい意志があることを明言した。

 ファンからは2人のUFC参戦に期待する声も上がっているが、榊原CEOは「UFCからオファーが届いてるかどうかも知らないし、UFCは行きたいからって行ける団体ではない。UFCに何を求めてチャレンジするのか、堀口選手にも海選手にも聞いてみたい」と冷静に話す。

 自身が作り上げたRIZINについて「日本人選手がこんなにも躍動してストレスなく戦える舞台はRIZIN以外にない。作り上げた8年の歴史に誇りを持っているし、ここを愛している。そこを大切に思える選手とやっていきたい」と力強く胸を張る。しかし「ファイター個人でやりたいことはあるでしょう。ファイトマネーが下がるかもしれないし、アテンション(注目度)が取れないかもしれなけど、競技者としてUFCにチャレンジしたいなら、止められないし止めるべきじゃない。行けるなら行ってこいって感じです」と挑戦を応援する立場を明かした。

 その上で、「永遠のチャレンジでもないだろうし、数年やって日本に戻ってくる舞台がRIZINで、その選手のポジションがあればその時に相談すればいい。フレキシブルに考えたい」と柔軟な姿勢を見せる。堀口も海も王者になったばかりだが「チャンピオンでも挑戦してもいいんじゃないかな」とも語った。

 そういった選手の思いを踏まえて、「選手たちと話した後に、2月早々にアメリカに行ってUFCのダナ(・ホワイト代表)と話してこようと思います。UFCとはベラトールのような関係性がないからハードルは高いですけど、ダナとトップ同士で話してみます」とUFCとの対話を目指す。(ORICON NEWS)