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牛久絢太郎、DEEPフェザー級王座返上。暫定王者の神田コウヤが第11代王者に

 DEEP事務局は21日、牛久絢太郎のDEEPフェザー級王座返上と、同級暫定王者・神田コウヤの正規王座昇格を発表した。神田は第11代王者となる。

 牛久はパンクラスフェザー級王座戦線で活躍後、19年からDEEPに参戦して3連勝し、20年9月に弥益ドミネーター聡志に判定勝ちし第10代DEEPフェザー級王者となる。21年10月、RIZIN初戦で斎藤裕RIZINフェザー級王座に挑戦して勝利し、2団体制覇を達成。同年12月のDEEPで神田コウヤに判定勝ちしDEEP王座初防衛に成功する。その後の4戦ともRIZINに上がり、DEEPには2年以上出場していなかった。22年10月のRIZINクレベル・コイケに敗れ、RIZIN王座の2度目の防衛に失敗。今年4月に朝倉未来に判定負けし2連敗になると、6月に米国フロリダ州アメリカントップチーム(ATT)に移籍。9月に萩原京平に判定勝ちした後のマイクアピールでは「皆さんこれからどんなカードやったら盛り上がりますかね?階級を変えると盛り上がりますかね?」と話し、バックステージでのインタビューでも「アメリカで練習していて、トップを目指すなら、それだけ(体重に)シビアにならないといけないのかなと思いました」とコメントし、バンタム級転向を示唆していた。
 牛久はDEEPフェザー級王座返上が発表された直後、Xに投稿し、「この度、DEEPフェザー級のベルトを返上することとなりました。新しい挑戦を楽しみにしていてください!」と記している。

 神田は牛久不在の間、2月のDEEPでのフェザー級暫定王座決定戦で五明宏人に判定勝ち。その後はRoad to UFCに参戦し、5月の初戦ではイーブーゲラに判定勝ちしたが、8月の準決勝ではリー・カイウェンに判定負けした。その後は試合をしていない。
 また、DEEP事務局は、2024年の開幕戦として、3月9日(土)に後楽園ホールでDEEP 118 IMPACTを開催すると発表した。DEEP MMAルール第45条(DEEP競技運営機構HP参照)には「チャンピオンは、原則としてタイトル獲得後10ヶ月以内に防衛戦を行わなければならない。正当な理由なくしてチャンピオンがこの義務を履行しない場合はタイトル剥奪の理由となる。ただし、チャンピオンの負傷、病気、プロモーターの責などの正当な理由がある場合は、この限りではない」と記されており、順調にいけば3月大会で神田の正規フェザー級王者としての初防衛戦が組まれる可能性が高い。(BOUT REVIEW)