MMAの暴れ馬

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ジェームス・クラウスに関するUFC声明

2022年11月5日にダリック・ミナーが出場した試合の後、UFCはこの試合で疑わしいベッティングパターンが観測されたとの知らせを情報筋から受けた。試合からの数週間にわたり、UFCはこの試合に関する事実や周辺の状況についての、現在も進行中の複数の政府機関による調査に協力してきた。11月18日、ネバダ州アスレチックコミッション(NSAC)がUFCとミナーのコーチであるジェームス・クラウスに、クラウスのライセンスが停止されたこと、ならびにNSACが本件に関する調査を行う間、その状態が続くことを通知した。UFCはクラウスおよび本件の影響を受けた各ファイターのマネジャーらに、この措置は即時的な効力を持つこと、また、クラウスのコーチを継続的に受けることを選んだ選手や、クラウスのジムでトレーニングを続けることを選んだファイターは、前述の政府機関による調査の結果が出るまでUFCイベントに参加できない旨を勧告している。さらに、UFCはダリック・ミナーとの契約を解除した。

ファイターたちの安全性や健康に加え、プロフェッショナルの総合格闘技においてスポーツの高潔性以上に重要なものはないとUFCは考えている。ミナーの試合の数週間前、UFCは全ファイターとそのチームメンバーに対し、彼らおよび“インサイダー”と定義されるその他の人物はUFCイベントにおける賭けに参加することを禁じられる旨を、正式な通知の形で知らしめた。これはUFCの現行の(ならびにそれ以来でアップデートされた)行動規範の延長であり、多岐にわたる州、連邦および国際的な法やレギュレーションが、非公開の情報に基づくインサイダーベッティングや試合中の不正工作、その他の不適切行為を含む一方でそれにとどまない、スポーツの高潔性を脅かす振る舞いを明確に禁じていることを認識するものだった。UFCはその規範、および活動拠点の管轄区域の規範を遵守し、執行すべく、必要とされるすべての、ならびに適切な手順を引き続き踏んでいく。